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大堂山展望台

大堂山展望台


大堂山展望台の歴史・由来

 

  • 大堂山展望台は高知県幡多郡大月町にある標高約246mの大堂山山頂に位置し、周辺の山と比べて標高が高いことから360度のパノラマビューを楽しめる展望スポットとして知られています。

    地元では昔から展望台として親しまれ、柏島や大堂海岸を一望できる代表的な観光地となっています。

    遊歩道や散策路は展望台周辺に整備され、断崖絶壁の壮大な景観を感じつつ自然散策が楽しめる場所として評価されています。

     

珍しさ・地質的特徴

 

  • 大堂海岸は白亜の花崗岩でできた断崖絶壁の続く地形が特徴であり、黒潮の荒波に削られた大自然の造形が圧巻です。

    展望台からは柏島をはじめとした海と島々、南に広がる太平洋、さらに西の豊後水道や遠く九州まで見渡せる広大な景観が楽しめます。

    近隣には野生猿のいる大堂お猿公園や観音岩、お万の滝などの名所も点在し、自然と触れ合えるスポットも豊富です。

     

観音岩の歴史・由来・特徴

 

  • 観音岩は大月町柏島の大堂海岸にある高さ約30mの花崗岩でできた巨岩で、その形が観音菩薩の姿に似ていることから名づけられました。

    江戸時代初期の1638年、島原の乱鎮圧の慰問使であった雨ノ森九太夫が負傷して船で帰る途中、観音岩の光に救われ柏島に辿り着き、その後息を引き取ったという伝説があります。

    地元では沖を航行する船を照らす灯台のような役割も果たしたとも伝えられ、神聖で神秘的な存在として親しまれています。

    観音岩は大堂山展望台へ続く遊歩道近くからも見ることができ、海岸の断崖絶壁の迫力とともに観光名所となっています。

     

お万の滝の歴史・由来・特徴

  • 「滝」はこの地域の方言で「崖」を意味し、「お万の滝」とは大堂海岸にある高さ約120mの断崖のことを指します。

    伝説によると盲目の美女「お万」は、恋する人の役目の邪魔にならないようにとこの崖から身を投げたとされ、悲劇のヒロインとして地域に語り継がれています。

    お万の滝からは柏島が見渡せ、自然の美しさと歴史的な物語が織り交ざったスポットとして訪問者に印象深い場所となっています。

     

参考リンク(調査根拠)