GuideBy My Emotion

柏島

柏島


柏島の概要

  • 柏島は高知県幡多郡大月町の西南端に浮かぶ周囲約4kmの小島で、鎌倉時代の文献にもその名が記されており、古くから知られた島です。

    島の名前は、島の形が上空から見たとき「柏の葉」に似ていることに由来しています。

    大月半島と2本の橋でつながっており、エメラルドグリーンの透明度の高い海で「船が宙に浮いて見える」と評される絶景スポットとして人気。

    豊後水道と黒潮の潮目に面するため、日本の海の3分の1もの魚種が生息する豊かな海を持ち、世界有数のダイビングスポットとしても知られています。

見どころ・特徴

  • 柏島ビーチ(前の浜)や白浜海岸など、海水浴とシュノーケリングで熱帯魚やサンゴが観察できるビーチがあり、夏季には多くの観光客が訪れます。

  • 観音岩は高さ約30mの花崗岩の巨岩で、観音菩薩の姿に似ていることから名付けられた景勝地で、海に向かう姿が神秘的。

  • 大堂山展望台からは柏島全景が一望でき、360度絶景のパノラマビューを楽しめます。展望台へは遊歩道が整備され、散策も楽しめる。

  • 野生のイルカが漁港周辺に住むスポットもあり、自然との触れ合いも魅力の一つです。

  • 江戸時代の土佐藩家老、野中兼山が八丈島からアコウの木を移植し、島内の稲荷神社周辺には今も大きなアコウの木が生育しています。

  • 江戸時代には土佐藩の家老・野中兼山によって大規模な石堤(防波堤)が築かれ、漁業の発展に重要な役割を果たしました。現在も県指定史跡として保存されています。

  • 山内一豊の弟・山内隼人が1614年から17年間島に在住し、柏島城が築かれたことから、城下町としての歴史も持つ地域です。

  • 地理的には黒潮と豊後水道の潮目に位置し、生物多様性に富み、国内でも珍しい熱帯魚やサンゴが豊富な海として知られ、ダイビングスポットとしても極めて有名です。

  • 明治以降は橋の整備により陸続きとなり、四国本土からのアクセスが改善され観光地としての価値も高まっています。

  • 江戸時代の藩政期には海防上の重要拠点として機能し、軍事的な役割も果たしていました。

  • 島内には歴史的な護念寺などの文化遺産も存在し、漁業中心の暮らしと調和したスローライフの空間が広がります。

  • 島を囲む透明度の高いエメラルドグリーンの海は、世界的にも類を見ない美しさと生物多様性を誇り、多くの観光客やダイバーを惹きつけています。


地質的特徴

  • 柏島は主に花崗岩でできており、白亜の断崖絶壁と透明度の高い海が調和した自然景観が特徴です。
  • 黒潮の影響で海は澄み切り、海底のサンゴ礁や熱帯魚の群れが見えるため、ダイビングやシュノーケリングには最適な環境です。


参考リンク(調査根拠)