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海老洞(青の洞窟)

海老洞(青の洞窟)

景観の特徴

  • 「海老洞」は、透き通るエメラルドブルーの水と、洞窟の神秘的なたたずまいから「青の洞窟」とも呼ばれ、SNSで近年話題となっています。
  • 青く澄んだ海水、洞窟に差し込む朝~昼の太陽光、その前を覆うアコウの気根のカーテンなど、他にはない独特の風景を作り出しています。
  • 穴場絶景スポットで“ガイドブック未掲載”などの情報も多く、静かな環境・秘境ムードもあります。

歴史・由来

  • 「海老洞」の名は、昔この松尾漁港周辺で伊勢海老が数多く獲れたことに由来し、「伊勢海老の洞窟」という意味で呼ばれてきました。
  • 名前の通り、かつてこの地域の重要な漁獲物だった伊勢海老への信仰や期待も織り込まれており、地元民や漁業の歴史を今に伝えています。

 

地質的な特徴

  • 「海老洞」は「海蝕洞(かいしょくどう)」で、海の波によって花崗岩が削られてできた洞窟です。
  • この一帯の地質は足摺岬と同じく花崗岩主体。花崗岩内にできる海蝕洞は、岩の割れ目(節理)に沿って波が侵食するため、角ばった直線的な洞窟となる特徴があります。
  • 実際に足摺岬の「白山洞門」なども同じ花崗岩質の海蝕洞の仲間です。
  • 約3,000万年前の地殻変動や地質活動の痕跡を残すゾーンでもあります。

その他・生物多様性

  • 洞窟入口に自生する「アコウ」の巨木は樹齢300年以上、気根が洞窟口を暖簾状に垂れる独特の景観も見どころ。
  • 松尾漁港周辺の海は高知屈指の透明度で魚影も濃い。近海の磯場や入江にはさまざまな生き物が生息します。

参考リンク