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足摺岬灯台

足摺(あしずり)岬灯台


歴史・由来

  • 足摺岬灯台は1914年(大正3年)4月1日に初点灯されました。当初は白亜の八角形コンクリート製灯塔で、第4等フレネル式(性能は同じで軽くすることが出来る)レンズが使われていました。


    太平洋戦争中には1944年(昭和19年)に米軍機の攻撃の被害を受けました

    1960年(昭和35年)に現在のロケット型の白色コンクリート灯台へとリニューアル改築され、その独特な形状は地域の象徴となっています。

    このロケット型のデザインは、当時の宇宙開発が盛んだった時代背景を反映し、「地域の発展」や「世界平和」を願う意味が込められています。

    灯台は四国最南端、そして足摺岬の先端に位置し、旅客船・漁船の安全な航海を支える重要な役割を果たしています。

構造・特徴

  • 塔高は18.1m、灯火の高さは海面から約60.6mにあります。


  • 灯質は群閃白光で、18秒の間隔で3回の閃光を放ち、光達距離は20.5海里(約38km)に及びます。


  • 灯器はLB-90型であり、強度の高い白色コンクリートのロケット型構造で海上からも遠くからよく見えます。

文化的・地域的特徴

  • 灯台下の園地には、作家田宮虎彦の小説『足摺岬』の一節が刻まれた文学碑があり、地域文化の発信にも貢献しています。


  • 全国の灯台の中でも「日本の灯台50選」に選ばれており、歴史的な価値と観光資源としての評価が高いです。


  • 灯台は観光客だけでなく、地元の漁業者や船舶にとっても重要な目印であり続けています。

参考リンク(根拠)