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海底館

海底館

歴史・由来

  • 足摺海底館は1972年(昭和47年)1月1日に高知県土佐清水市竜串海岸に開館しました。
  • 全国に7つしかない海中展望塔の一つで、中四国地方では唯一の施設です。
  • 設計・建造は川崎重工業が担当し、工場で建造された塔体を海上輸送で設置するという大変珍しい方法で作られました。
  • 開館当初から「下駄ばきのままで海中散歩」がコンセプトで、海中の自然観察を気軽に楽しむことができる施設として高く評価され、観光の目玉となりました。

珍しさ・特徴

  • 足摺海底館は海中展望塔で、直径60cm、厚さ45mmの強化ガラスが二重になった16個の大きな丸窓を通して、海中のサンゴ礁や色鮮やかな熱帯魚たちを観察できます。
  • 海底から約7mに設置されており、波の影響を受けながらも海中の様子が良く見えるのが特徴です。海岸沿いの天然サンゴや黒潮の豊かな海洋生物が観察できる希少なスポットです。
  • 入り口には海の透明度を示す表示があり、透明度が高いとより多くの海中景観が楽しめます。

地質的な背景

  • 竜串海岸は約1,700万年前の浅い海でできた砂岩と泥岩の互層が波や潮風によって浸食されてできた奇岩で有名です。
  • 海底館周辺の海域は黒潮の豊富な海洋生物とサンゴ群が広がる環境で、貴重な海中自然景観の一つとして国立公園内に位置付けられ、日本で最初の海中公園(今は法律の呼び名が変わり海域公園)に指定されました。

施設の歴史的出来事

  • 2022年10月には国の登録有形文化財に登録され、その価値が公的に認められました。

参考リンク(根拠)